社会保障制度の4本の柱のひとつである社会保険について解説をしていきます。
社会保険は、病気・けが・出産・死亡・障害・失業など、
生活に困難をもたらすリスクに遭遇した場合に
一定額の給付と生活の安定を図ることを目的にした強制加入の保険制度です。
この社会保険は「医療」・「年金」・「介護」の3つに分けられます。
【医療】
病気やケガをした場合に安心して医療にかかることができる医療保険です。
代表的なものは、医療費が3割負担で済むこと。
アメリカは全額自己負担です。虫歯の治療でも何十万もかかるそうです。
そう言われると日本の場合は安心して医療を受けることができるありがたい制度ですね。
他には高額療養制度が挙げられます。
【高額療養費制度とは?】多額の医療費がかかった場合の社会保障制度
【年金】
高齢者になって年金を受給する。
これはイメージしやすいと思います。
しかし、それは一部でしかありません。
本来の年金制度は、老齢・障害・死亡等に伴う所得の減少を補填し、
高齢者、障がい者、遺族の生活を所得面から保障する制度なのです。
なので、高齢者になって受給する老齢年金だけが年金制度ではなく、
障害をおった場合の障害年金、
家族が亡くなって収入が減った場合の遺族年金、
この3つをまとめて年金制度と言われます。
【介護】
加齢に伴い要介護状態となった人を支える介護保険。
収入面は年金制度で保障されているので、
ここでいう介護保険は介護に必要な在宅サービスや施設サービスの
費用を給付してくれる制度です。
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