金融機関に利用されるな。利用しよう!

家計改善の種

「もっと良い保険はないですか?」

「資産運用はした方が良いですよね?」

「頑張って節約しているのにお金が貯まりません。」

よく聞かれる代表的な質問です。

私がこのような質問をされた時、
(よく友人にも聞かれますが…)
このように伝えます。

「あなたにとって、
良い保険が私には分かりません。」

「私はしていますが、
あなたがした方が良いかは分かりません。」

「節約している以外のところで
ムダ使いがあるのかもしれませんね。」

文字にしてみると、
とても不愛想で冷たい回答に感じますね。
ですが、私は質問をしてくれた方のことを思って、
そのように伝えています。

もし、私が金融機関の営業職員であれば、
回答は変わります。

「もっと安くできます。
ですが、保険での備えが足らないように感じます。
あなたの年齢、家族構成でしたら、
平均的にこれだけの保険が必要ですよ。」

「資産運用は絶対やるべきです。
今の低金利の日本では銀行に入れておいても、
お金は増えませんからね。
お金を増やすためには、
どんどん資産運用をしましょう。」

「半強制的に貯蓄をするために、
自動引き落としで貯蓄をしていきましょう。
慣れてきたら、それを資産運用に回していきましょう。」

このように資料も準備して、
自社商品の提案をしていきます。

 

どちらが親切だと感じましたか?

 

私と家計相談をしてくださっているお客様は、
全員前者と答えてくれると思います。

それはなぜか。
そもそも、金融商品(保険、ローン、資産運用など)は、
全てにメリットとデメリットがあります。

金融商品はそのメリットとデメリットを
上手に活用することで、
少ない掛金で最大の効果を得ることができます。

しかし、
ライフプランなどの、
家計の現在の状況・将来の予定という
判断基準がないと金融商品のメリットとデメリットを上手に活用できません
この判断基準がない金融商品の活用に、
ムダが発生することをご理解いただいているからです。

私はお客様と一緒にライフプランを作成し
判断基準を作成した上で、
金融商品の選択を行いますので、
ムダなく金融商品をご活用いただいています。

私の不愛想で冷たい回答は、
「あなたの判断基準が分からないので、
ムダな費用を払わせてしまうかもしれない。
なので、即答はできません。」
ということです。

日本の場合は、
金融教育がありませんでした。
なので、基本的には金融機関の人の言われるがままに、
なってしまっていると思います。
金融知識を身に付けることでムダな支出削減ができます。

まず何から学べば良いか分からないという方は、
金融庁が公開している、
金融ガイド」という資料を見てください。
ネット検索で簡単に見ることができます。

基本的なことが分かりやすく、幅広く書いてあります。

金融知識を身に付けるための、
スタートとしては良い教材だと思います。

皆さんも金融知識を身に付けて、
金融機関に利用されるのではなく、
上手に利用できるようになりましょう。

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