家計簿を書けば家計は良くなる。
これは嘘です。
SNSにて、家計簿公開!
収入●●円
支出●●円
何円貯金ができました!
これからも頑張ります!!
というのを見たことがありますが、
何円貯金できたというのは、
家計簿など書かなくとも分かります。
いきなり否定から入って、
不快に思った家計簿を書いている方。
SNSで家計簿公開を見ることが好きな方。
申し訳ありません。
結論から申し上げます。
家計簿は書くことが目的ではありません。
いくら貯蓄ができたのかを知るためでもありません。
収支の記録を残すこと、
振り返ることが目的なのです。
今日は家計簿をなぜ書くのかについて説明をします。
質問から入ります。
皆さんはなぜ家計簿を書いていますか??
と聞かれたときに明確に答えることができますか?
様々な意見があると思いますが、
書く理由は収支の記録を残すためです。
ですが、記録を残すだけで家計は良くなりませんね。
残した記録を振り返ることが最大の目的なのです。
ここでいう振り返りというのは、
貯金がいくらできたかではなく、
何にいくらお金を使ったかです。
振り返ることが目的なので、
そのための方法は何でも良いのです!!
それでは、収支記録の残し方と
振り返り方のポイントを説明します。
【収支記録の残し方のポイント】
最大のポイントは継続してできるやり方を見つけること。
家計簿を書くことも方法のひとつです。
他には、家計簿アプリの活用、
レシートでの管理、
写メで残しておく、クレジットや
QRコード決済の履歴など。
大切なのは継続して記録を残し続けることです。
なので、家計簿を書くことが正解なのではなく、
自分が継続できるやりやすいやり方で記録を残し続けること。
記録できるのであればやり方は何でも良いです!
【振り返りのポイント】
ムダや支出が多い項目を見つけ、見直しすること。
収支記録を振り返った時に、
何に使ったのか、ムダ遣いしていないか、支出の多い項目は何かなど
問題点を発見しましょう。
そして、発見した問題点の見直しを行うのです。
ムダ遣いといえば、
家庭によりますので一概にこれがムダとは言えませんが、
私にとってのムダ使いの例を挙げてみたいと思います。
・引き出しや振り込み時の金融機関の手数料
・スーパーやコンビニでのビニール袋
・5000円以上の携帯代
・使い切れない量の食料品
・身の丈に合わない自動車やブランド品
・コンビニでの買い物
・現金での支払い
・使用していないサブスク
・流行への支出
などです。
このようなムダ遣いをしていないかの確認。
ムダ遣いをしていたなら、
次に同じことをしないように反省をする。
そして、また記録を残し、振り返りを行い、
ムダの確認・発見・反省を繰り返すことで、
ムダ遣いをしない習慣化を身に付けていきましょう。
支出の多い項目については、
他に方法はないのかを考えます。
例えば、自動車関連費用。
住んでいる地域によっては思い切って車を手放す。
基本は公共交通機関で移動。
自動車が必要な時はレンタカーや
カーシェアリングを活用することで、
自動車関連のランニングコストをなくすことができます。
自動車のサブスクも活用できるかもしれませんね。
目的を変えず(車の場合は移動)に、
手段を変える(レンタカー、カーシェアリング、サブスク)だけでも
支出を抑えることができるなら、有効に活用しましょう。
以上のポイントを確認することで、
生活水準を下げずに
ムダをなくすための
振り返りを行うために
家計簿という記録を残す。
そして、ムダを省けた分、
浮いたお金は貯金箱を使い分けを行い
資産を管理していく。
家計管理と資産管理を行っていくことが
ゆたかな生活を送るためのポイントです。
最後に
家計簿の発案者 羽仁 もと子さんはこういう言葉を残しています。
「けむりのように消えてしまう おカネの足あとが つかめます。
この家計簿をつけると 暮らしの予算が立てられ 明日がみえてきます」
明日の積み重ねが人生ですね。
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