◆政府が発表した「金融所得倍増プラン」
金融所得倍増プランとは、
約2000兆円もの
日本の個人金融資産の半分以上は現金・預金で滞留している。
これを株式などの投資に回し、投資先企業が成長すれば、
家計には株の値上がり益や配当として恩恵が及ぶ。
要は、現金・銀行預金に眠る資金を
投資に回してもらうことで、
企業の成長を家計の収入に取り込む。
ということです。
国民の反応は?
「そんな投資に回すお金はない。」
「リスクが高すぎる。」
というものが大半です。
それには、投資に対する見方の違いがあります。
投資に資金を回すというのは、
将来の必要資金を投資で増やそうということです。
つまり、将来のためのお金+投資資金ではなく、
将来のためのお金=投資資金ということです。
◆貯金箱の使い分け
貯金は全て現金・銀行預金・定期預金で管理していませんか?
家計を豊かにするためには、貯金箱の使い分けが重要です。
短期的(~3年以内)資金を貯めるためには、
現金・銀行・定期預金で備えておきましょう。
中・長期的(4年以上先)資金を貯めるためには、
投資で備えておきましょう。
その理由はそれぞれのメリット・デメリットをうまく使うためです。
現金・銀行預金・定期預金のメリット
・元本保証されている(ここで為替変動による価値は考慮していません)
投資のメリット
・資金の増加が見込める
現金・銀行預金・定期預金のデメリット
・ほとんどお金が殖えない
投資のデメリット
・殖えるのに時間がかかる
以上のメリット・デメリットを上手に活かすことが
貯金箱の使い分けなのです。
本当に投資に回すお金がないということは、
家計の収支がゼロ、または赤字で
将来への貯蓄ができない状態ということです。
このような場合はまずは家計収支の確認を行い、ムダを省き、
家計収支を黒字化することから始めましょう。
政府としては、
国民が投資家になりやすいような制度を準備しています。
一般NISA、積立NISA、iDeCoなどがそうです。
政府はこの制度の拡充も検討しています。
この国からの発信を正しく受け取り、活用することが
家計への影響を大きく与えてきます。
今後の制度拡充にも注視していきましょう。
投資は怖いと思っている人は、
投資ではなく、投機のことを言っているのだと思います。
詳細は別記事で書いておりますので、ご覧ください。
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