米連邦準備理事会(FRB)は15日の
米連邦公開市場委員会(FOMC)で
通常の3倍となる0.75%の利上げを決定しました。
上げ幅は
27年7カ月ぶりの
大きさとのこと。
ということで27年前について少し話します。
27年前とは
1994年11月以来ということになります。
0.75%という大きな上げ幅は確かに同じですが発射位置が違います。
1994年当時の利上げの出発点は
3.0%
今回の出発点は
0.25%
1994年当時の利上げゴール地点
6%
今回のゴールは
3.8%(2023年末予定)
ちなみに1994年当時利上げした後
株式市場はどうなったでしょうか。
平均が金利5%前後のまま株価は急上昇・・・
2000年までの6年間の上昇相場を演じる事になります。
1994年
ウィンドウズ95が発売される前年です。
ネット社会前夜でした。
今では第三次産業革命と呼ばれています。
1994年時点でウィンドウズ3.1を
持っていた人は95にバージョンアップするためにCPU、メモリーの強化に奔走。
当然、パソコン・半導体産業の業績は急伸。
この時上昇したのはIT関連中心全体は引っ張られて上昇。
典型的な業績相場。
結果、金利上昇後も株価は6年間に渡り上昇。
これが
「ITバブル」です。
当然バブルという名前がつけば「崩壊」もあります。
Amazonの株価で見てみましょう。
1999年12月10日につけた高値から
2001年9月28日の安値まで▲94.4%下落。
マイナス90%・・
アマゾンの上場日は1997年5月15日。
上場して日も浅くなんの実績もない。
「ネットでのeコマース」
今では当たり前ですが否定する人が当たり前の時代。
投機家は文句を言いながら焦って売却しました。
未来の目を向けている投資家はコツコツと買う、またはホールドしました。
アマゾンという企業が本格的にサービスを伸ばしたのはITバブル崩壊後です。
そこから株価はどうなったか
2022年3月の時点で
4700%の上昇・・
歴史はまた繰り返すのでしょうか。
1994年当時は
「第三次産業革命」
現在は
「第四次産業革命」
と呼ばれています。
この流れは世界の「分断」に
よって加速しそうです。
次回は
「第四次産業革命」を
見てみましょう
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