【新生児一過性多呼吸】診断時の状況とその後

子育て

私は2022年4月に第一子となる男の子が誕生しました

しかし、生まれたすぐに「新生児一過性多呼吸」と診断されました。

その時の状況とその後について書きます

初めての経験で不安な方は一つの例として参考にしてください

1. 産後すぐに呼吸が安定していないと伝えられる

私の子どもは3643グラムと大きな元気な赤ちゃんでした。

妻の妊娠初期からコロナ禍ということもあり、

産婦人科へは送迎のみで一度も一緒に通院することはできませんでした

そのため、いざ出産が近づいても病院から出産当日の説明なども特になく、

妻からは「病院から電話が来たら病院へ入ってきて」とだけの説明で、

出産に立ち会うことになっていたため不安でしたが、

妻が頑張ってくれたおかげで、私もパパになることができました。

しかし、生まれてすぐに「呼吸が安定していない。保育器に入れて様子を見て、

その後、大きな病院で検査をしてもらうことになるかもしれない。」と言われました。

産婦人科で出産すると小児科医がいないため、

正確な検査ができないというのは今後の参考になりました。

病院によって違うと思いますが、

産婦人科は基本的に出産以外の検査をするところではないですもんね。

今後はそういうところも考えて出産場所を検討していきたいですね。

出産のことばかり頭にあって、万が一のことがあった場合のことは考えていませんでした

その点は反省です。

そして、一晩様子を見てもまだ呼吸が安定していないとのことで、

大きな病院へ転院することとなったのです。

2. 翌日、救急車で大きな病院へ転院

保育器に入っていたこともあり、救急車にて大学病院へ転院後、

レントゲンなどで検査・診断が行われました。

産婦人科では「呼吸が安定していない」としか聞いていなかったので、

何か大きな病気なのではないか、赤ちゃんは大丈夫なのか不安ばかりでした。

そして、検査結果後の診断結果が「新生児一過性多呼吸」でした。

3. 新生児一過性多呼吸とは

生まれたての赤ちゃんの肺に羊水が残っていることで呼吸が苦しくなること。

赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいるときは肺の中が羊水で満たされている状態で、

生まれると同時に肺の中の羊水も全て吐き出してから、呼吸をします。

その時にうまく羊水を吐き出せなかったことで、

羊水が肺に残って呼吸がしづらくなる状態と説明を受けました。

酸素が不足するために、「呼吸の回数が多くなる」「うなるような呼吸をする」「皮膚の色が青白くなる」などの症状が現れるそうです。

しかし、この一過性新生児多呼吸は珍しい症状ではなく100人に1人の頻度で起こる病気で、

新生児に起こる呼吸の病気で一番多く、ほとんどの人は2日から3日で自然に治り

後遺症が残ることはほとんどないそうなので、大きく心配をするケースは少ないようです。

治療法としては、水分は2-3日で自然に吸収されるため、

保育器で酸素濃度をコントロールしながら、呼吸が安定してきたら徐々に酸素濃度を下げていき、

保育器から出ることができたらまた様子を見ること治療で、

羊水を肺から取り出す治療は行いません

酸素投与だけで十分でない時には、

鼻だけを覆う形のマスクをつけて酸素を供給する人工呼吸管理や重症の場合は口から管を入れて、

機械に呼吸を任せることもあるそうです。

4. 4日間の入院後、退院

幸い、私の子は保育器での酸素濃度管理のみで、

入院2日目には呼吸も安定し、保育器から出ることができました。

なので、生まれて3日目にしてようやく自分の赤ちゃんを抱くことができました。

最初は出産と救急車で運ばれたことの不安だらけしたが、病名の通り「一過性」なので、

もし自分の赤ちゃんが同じような症状になった場合は焦らずに、

赤ちゃんに寄り添ってあげてくださいね。

5. 現在の様子

現在の我が子はとても元気で、すくすく成長しています。

まだまだ子育てで分からないことばっかりで大変ですが、

どんどん大きくなっていくのを見ていると一日一日を大切にしていかないとあっという間に、

大人になるのかなという寂しささえ感じています。

今日の大変は、将来の思い話になると思って、楽しんでいきたいですね。

6. 入院の費用は?

さて、最後にFPらしく今回のケースの我が子の入院費用について話をしていきましょう。

生まれたばかりで転院になった我が子ですが、当然健康保険は未加入

出生届も提出していない状況なので当たり前です。

しかも、我が子の場合は出産した産婦人科での出産費用、

転院した大学病院での治療・入院費用がかかってしまいます。

では、私達が今回の出産費用と入院費用の自己負担額はいくらだったでしょうか?

出産費用 15,900円

入院費用 4,864円

合計の自己負担額は約2万円でした。

これは出産一時金と乳幼児医療費助成金という制度が準備されているからです。

この制度についてはまたの機会に。

 

 

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